どうしてこうなった。
頭に浮かぶのはこの言葉だけ。
本日は散々だった。特異点へ調査に出たのは良いが想定より強い敵が出てあわや全滅しかけた。
どうにか倒してカルデアに帰還したのはよいが、マスターも出撃していたサーヴァントも魔力が空で動けない状態。
自室のベッドに倒れこんでいたところにやってきたバーソロミューが「魔力供給してやろう」と言いながら手を伸ばしてきて、それからずっと身体を好き放題されている。
「いい、かげんに・・・してくだちい」
挿入されてからどれだけの時間が経っているだろう。
普段ならば早漏気味でその分回数が多いバーソロミューが一度も達していない。その上こちらの根元も縛られており射精できないようにされている。
いつもならば蹴りつけてやるのだが、魔力を注がれていないため思うように動けない。
「もう少し付き合ってほしい」
満面の笑顔がうさん臭い。そして、下腹部を強く突き上げられた。
「あっ、あ、あ」
達したいのに出せない苦しさにひどく頭を振った。
「大丈夫、このままイケる」
何が大丈夫だこの馬鹿!そう罵ってやりたいのに口を開くと出てくるのは意味をなさない音ばかり。
バーソロミューが傾いてきて、口づけでもされるのかと考えたのも一瞬。本日は全く触れられていなかった乳首を口に含んだ。
「ひっ、あ、あっ!」
その途端、ナカから熱い感覚が広がり目の前が真っ白になって息が止まった。身体もビクビクと震えている。
呼吸と視界が戻ってきて、見たものは嬉しそうな表情のバーソロミュー。
「上手にできたじゃないか」
今日は初めてのメスイキ記念日。記録に残しておかなければ。そう言いつつまた揺さぶってくる男に殺意が湧く。こいつまだイってないのか。
魔力が戻ったら絶対に殺してやる、そう思いつつ今度こそ与えられた口づけに目を閉じた。
bh20190515
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